kazuの日記                         このサイト専用掲示板はこちら

春に思う
2012.4.2

農作業が始まっています。が、外は依然として真っ白い雪に深く包まれています。
育苗ハウスの中では、苗が順調に育っていますが、
曇りや雪の日が多く、ひんぱんにハウスへの陽射しが雪に遮られるので、光不足も心配です。
また、北海道でも、放射能は多少なりとも降下していますので、雪解けを待って、農地の土壌測定を行う予定です。
使用する肥料についても、AT1320AでNDとなるもの以外は使用するつもりはありません。
春のスタートから、こんなことをしなければならないということに、悲しさ、寂しさ、そして違和感を覚えます。
これまで農薬も化学肥料も全く使わず、さらに「自然農」の試験栽培を3年前からはじめ、肥料すら入れない田畑作りに移行してきていたのに、
今後の在り方というものを再考せざるを得なくなっています。
筆頭第一に考えなければならないことは、
私たち大人が、どんな事情や理由があるにせよ、収穫されたお米や野菜は、子供たちが口にするということです。
自分だけが食べるのなら、さまざまな妥協の仕方もあろうと思いますが、子供たちが口にする以上、
最大限の危機管理と安全確保をするのは親として、大人としての責務です。
そして第二に、販売する以上は、やはり極力安全確保をすることが、信頼してくださっている消費者の方々への責務と思っています。
私は、もともと大きな市場などには全く出荷しておらず、個人の方々と直接やりとりするだけでやってきました。
田畑も極めてこじんまりしたものですが、農薬を使わず、機械も最小限しか使わないでやっているので、
労力的にはとほうもなく膨大で、現在以上の生産をすることはとうに困難になっています。
北海道は、3.11原発事故以降、今までに増して「日本の食糧基地」としての位置づけ、重要性が高いと思っていますが、
残念ながら、私の農場では「量産」を担っていくことはできません。
あくまで、今までお付き合いいただいてきた消費者の方々に対し、誠心誠意、安全確保の努力をしていこうと思っています。

けれども、北海道全体では生産をできるだけ上げていかねばならないと感じています。
であるのに、「復興強力」の名目のもとに、ガレキの広域処理・焼却などという理解に苦しむ政策が取られようとしています。
「復興」とは、生活圏の安全確保をなくしてあり得ないと思っています。
あらゆる立場、意見が数多くありますが、

「ベラルーシで、チェルノブイリ事故の後に放射性物質の健康被害の状況を明らかにされるために、
90年代にかなり多くの数の遺体を解剖されて、放射性物質が人体に与えている色んな健康被害の影響の状況に関して、
刻銘にレポートされ続けてきた、恐らく、ベラルーシ国内では唯一の医学者」
である、バンダジェフスキー博士のご姿勢と、影響評価が、最も現実にそくしたものと考えるのが、私なりに最も妥当だと思っています。

ご講演を書き起こされている方がいます→http://ameblo.jp/chihointokyo/entry-11197987126.html

この中で、
「1平方メートルあたり37000ベクレルであれば、これは外部被爆として(だけ)でも、小さな子どもにとっては非常に危険です。」
「1キロ当たり10から30ベクレルあたりで、大体60%の子どもが心電図の異常が出てきます。そのベクレル数が更に上がっていくと、心臓の動きが悪い子どもたちの数がどんどん増えていきます。ベラルーシにはたくさんいるんです、そういう子が。汚染地域です。だから死んでいくんです。 70から100(ベクレル)、ここがリスクグループ。ここは、突然死のリスクもあるグループです。他の器官も色々な疾病が出るわけです…」
と、データを見せながらお話しています。

ちなみに、すでによく知られている下のグラフは、ICRPが発表している、摂取量・摂取状況の違いによる「セシウム137の体内残留量」です。



この「蓄積量」を体重kgで割ってあげれば、おおよそのkgあたりの体内残留セシウムがでてきますから、
今の「暫定基準」はもってのほか、4月からの「改定暫定基準」ももってのほか、ということがわかると思います。

けれども、これらの資料を見てもなお、安全だと思いたい人たちがいらっしゃいます。
それはそれで、仕方がありませんし、「リスク評価」というのは、データのみで語れるわけではなく、
「立場」や「思い」によって、それぞれがボーダーラインを変えるということについて、決して否定はしません。
ただ、「立場」や「思い」とは関係なく、子供たちが真っ先に影響を受ける、ということだけは忘れないでいたいと思うのです。

双子たち、8月に被曝に気付いてから、可能なことは試行錯誤しながら徹底的にやってきました。
そのことに比例して、グングン体調が良くなり、足は相変わらず引きずるものの、だるさで寝込むことは皆無、
除雪作業、ハウスのビニール張りなども、一緒に汗を流してくれるまでになっています。
また、集中力も回復してきて、遅れていた勉強も、追いつこうという強い意思を感じます。
この子らにやってきた手当てを列記しておきます。
どこかの、どなたかの、参考になればと思います。。。

キーワードは「排出」「修復」そして「放射性物質は絶対入れない」です。

スギナ(煎じ茶)、コリアンダーリーフ(食)、びわ酵素(飲用)、入浴用酵素、龍喜(カプセル)、
黒煎玄米(煎じ茶)、蒸留水(朝いちに飲用)、
感染症対策に、プロポリス、糾励根(漢方湿布)、
そして、プハン(またはバンキー)、温熱療法、活生器(ヨモギ)、足もみ、頭蓋仙骨手当て
「重曹+塩」による足湯

この七ヶ月、毎日、2〜3時間を費やして、これらの手当てしてきました。
そして、このことを絶対に無駄にしたくありません。
政治的、経済的、あるいは、立場や思いを超越して、親としてこの子らにとって良いと決断し、実践したことです。
「10ベクレルだからいいや」では済まされない現実を日々、ひしひしと感じています。

まもなく雪が解け、春の匂いが農園に広がるはずです。
待ち遠しい陽射しはすぐそこにあります。

今までにない、生きていくことへの真剣勝負が始まります。


追記…4/5

大事なことを書き忘れました。
3/9より、アップルペクチンを使用しています。
使用数日で、足裏に次々と「赤茶色の数ミリのアザ」が複数出現し、数日で消えていく、という現象を確認しています。





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いわき市コンクリート上の錆から「フクシマ由来」のプルトニウム検出
2012.3.22

「原発被災地の真実」さんから転載させていただきました。
詳細は以下をご覧ください。

「金沢大学・環日本海域環境研究センター の山本 政儀 先生が検査を行い、その結果から
Pu238/Pu239,240放射能比から福島第一原発由来の物であると断定された。」

http://blade1024.blog.fc2.com/blog-entry-27.html





放射性物質について、よく「微量」といいますが、
何に対して、どんな影響があるとわかっていて「微量」と表現するのでしょう。

セシウムにせよ、プルトニウムにせよ、
たとえ、1Bqでも、0,1Bqでも、「微量」なのかどうか、
私たちの身体、そして統計がいつか証明することになります。。。

せっかく、過去の原爆、原発事故で、人類は大きな教訓を得たはずなのに、
セシウムだけで、何万Bq/u、何十万Bq/u、あるいは百万Bq/uもの汚染がある場所に、
国民を今なお生活させているこの国や東電に、心から怒りをおぼえます。



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二本松の友人からのメール(訂正あり…3/23)
2012.3.20

以下、とても重要な情報が届きましたので、
ご本人の承諾を得て、掲載させていただきます。



**************************

二本松のIです。お世話になっています。

(中略)

 さて、原発事故直後、双葉町から避難したSさん(63歳)からの驚きの情報です。

 皆さん、昨年NHKで放送され反響を呼んだ、「ネットワークで作る放射能汚染地図」をご覧になりましたか。
その中で、木村慎三さんと岡野先生が車で放射能を調査しながら走っていて、
第一原発から津島の赤宇木(あこうぎ)の集会所に立ち寄った時に、浪江町からの避難者がいたので驚いて、
「ここは放射能が高いからすぐに避難したほうがいい」
と促した場面がありました。


 Sさんは避難する時に集会所(赤宇木ではない)に立ち寄ったら浪江町の知り合いが何人もいて、
逃げないのかと聞いたら家が心配だからここで様子を見ていると答えたそうです。
その後、集会所の人たちは木村さんたちの話もあって逃げたそうですが何日かはそこに留まっていた。

 その後、今年になって二本松の仮設住宅にいる浪江の避難者Aさん(集会所にいた一人)の具合が悪いと聞いてSさんが見舞にいったら、
何と喉と顔がパンパンに腫れて酸素吸入をしていた。
二本松に避難して具合が悪いと福島医大に行ったら即、入院。
肺が悪いといわれたそうですが、2ケ月いたら退院させられたそうです。

 その話を聞いて私はこれは甲状腺ガンではないかと思い聞いたら医者からは何も言われてないとのことでした。
Sさんに、テレビでは集会所には10人位の人がいたが、他の人はどうなったの?と聞いたら、
すでに三人が亡くなっているとのことでした。先のAさんは次は俺の番かなと話していたそうです。

(中略)

 Sさんとも話したのですが、赤宇木の集会所にいた人の3人が死んで一人が危ないなんて、
これは放射能の影響でなくて何だろうと思うのです。あまり表には出てこなくても影では恐ろしいことが進行しているように思います。
これこそテレビで追跡取材をして欲しい。Sさんは亡くなった方々とは皆、友人、知人で、名前も全部教えてくれました。
年代は60代後半から70代の方たちです。
Sさんは自分の名前は出しても構わない、本当のことなんだからと言ってます。

****************************

以上ですが、
「ネットワークで作る放射能汚染地図」をご覧になった方は多いと思います。
私も、この「赤宇木(あこうぎ)の集会所」の場面はよく覚えています。
避難者の方々も映っていたかと思います。


「カズ さんへ
 Iです。メール使ってもらって構いません。また、私の名前を出して構いません。亡くなられた方や今、具合の悪い方の名前は確認取れてないので出せませんが。Sさんは信頼のおける友人です。嘘をつくような人ではありませんがとにかくAさんと会って確認したいですね。とにかく、赤宇木にいた方々の追跡調査をやって欲しいし、原発周辺の市町村で避難してから亡くなった方は浪江町で150人ほど(数字は確かではありませんが)双葉町で100以上です。環境が変わったとかストレスとかいろいろ言われてますが、私たちの間では放射能を吸いこんだからだろう、影響していない筈がないと話しています。安全をいう山下氏がいますが、ていねいに今、起きていることを調べていったら何かがはっきりしてくるのではないかと思います。」

とのメッセージもいただきました。

このサイトで、何度も何度もお伝えしていますが、
汚染実態は、報道されているようなイメージのような生易しいものではないと実感しています。
ヨウ素やセシウムばかりが問題にされますが、
プルトニウム、ストロンチウム、アメリシウム、ウラン、コバルト・・・
どれだけの危険な核種が飛び散り、どこまで飛散したのか、
そしてどれだけ多くの方たちがそれを吸い込んでしまったのか。。。。

線量ばかり計測していても、絶対にわかりません。


※訂正(3/23)

赤宇木の件でIさん、Sさんから、訂正が入りました。
「Sさんが立ち寄った集会所はテレビで映った所とは違う所」だとのことです。
「テレビで映った人たちの中の3名が亡くなったのではない」とのことです。
また、問い合わせが殺到したため、すべて匿名に変えさせていただきます。

お詫びして、訂正させていただきます。


それ以外は、このまま掲載しておきます。
いずれにしても、健康状態に関して、
広範囲の追跡調査が早急に必要であることは間違いありません。



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東京の「脱水汚泥」に関しての追記
2012.3.13

先日、東京都水道局の「脱水汚泥」のヨウ素131について書きましたが、少しだけ付け加えたいと思います。

最近はヨウ素131について、ほとんどどの測定においても「ND」であるのに、なぜ東京都下水道局の「脱水汚泥」で、ずっとヨウ素131が検出されつづけているのか、ということについて、少し考えたのです。

半減期8日のヨウ素131が爆発当初、膨大な量が放出され、その半減期を繰り返した残り、というふうには、どうも見えないのです。(僕はシロウトですし、断言するわけではありません)

たとえば、小さなバケツ1杯(1リットルとする)の水の表面に落ちるヨウ素131は微量で、測定機の検出限界を下回ってしまえば、「ND」ということになります。
けれども、もし1平方キロメートルの土地の表面に落ちたヨウ素131を集めて測れば「ND」にはならずに検出されると思うのです。

つまり、「脱水汚泥」から検出されるヨウ素131は、そういうものを検出している可能性が十分に考えられるわけで、いわば「下水システムが微量の変化を可視化してくれている」のですから、この測定自体をやめてしまうと、真実がまたしても闇の中に葬られてしまいます。
現在も、薄く薄く、フクイチから大気に放出されている可能性を考えると、この測定は継続していないといけないと思います。


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震災から一年
2012.3.11

東京都下水道局における定期的な検査で「脱水汚泥」から、12月末までずっとヨウ素131を検出し続けていたことはご存知のことと思います。もちろんセシウム134も137も検出し続けています。
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/oshi/infmenuoshi.htm
ここに出ているヨウ素131の数値を、半減期8日の逆算で、8日ごとに倍、倍、倍、と計算機で掛け算していくと、12月から3月までさかのぼる途中で、12桁の計算機では計算不能となります。
2011年3月からの数値が8月あたりまではどんどん落ちていっていますが、それ以降は上がったり下がったりを繰り返しています。
爆発直後のみのヨウ素131の数値とはとうてい思えませんが、いったい、いつ、どこから降ってきたヨウ素131なのでしょうか。

この「脱水汚泥」を焼却したあとの「汚泥焼却灰」については、ヨウ素131はND、セシウム2種は逆に濃縮されて数値が十倍から数十倍になっています。
「汚泥焼却灰」でNDとなった、このヨウ素131は、どこに飛んでいっているのでしょうか。

しかも東京都は、
「東京都下水道局で汚泥処理を行っている各水再生センター及びスラッジプラントの汚泥焼却灰及び混練灰に含まれる放射能量の測定結果並びに敷地境界(東西南北)・敷地中央の空間放射線量の測定結果をお知らせします。
 今回より、焼却前の脱水汚泥については測定を行わないこととし、汚泥焼却灰と汚泥焼却灰に水とセメントを混ぜ埋立てする混練灰についての測定を行います。
 なお、埋立てする混練灰は、1月1日より施行された放射性物質汚染対処特措法により放射能量を測定することになっております。」
という通知をしています。
簡単に言えば、ヨウ素131を検出している「脱水汚泥」については2012年1月からは測定しない、ということです。

震災から一年が過ぎました。
原発事故は、いまだ何ひとつ収束しておらず、溶けて炉心を突き破り、どこにあるかもわからない核燃料を目くら打ちの注水で冷やし、燃料が存在しているかどうかもわからない炉心の温度を測って「冷温停止」といっているのですから、話になりません。
あげくの果てには、「温度が上がった温度計」は、どれも「故障」として、データから外し、「冷温停止」だというのだから、馬鹿馬鹿しくて、聞いていられません。
要するに、どの温度計も怪しげなわけですから、何を信じていいかすらわからず、仕方が無いから低い温度を示している温度計だけを信じよう、というだけです。

これが今の「冷温停止」。

地震と津波で、ほんとうに多くの人たちの尊い命が奪われました。
このことに、心から哀悼の意を表したいと思います。
けれども、これは天災です。起きた天災はあきらめるしかない、という気持ちがあると同時に、どんなに時間がかかっても、道路ができ、橋がかかり、家々が建ち、人々の笑顔があふれていくイメージをもって頑張れます。そのことに、心から応援もしたいと思います。

しかし、原発はいったいなにをもたらし、これからどうなっていくのか。

チェルノブイリでは、

18万5000ベクレル/u〜55万5000ベクレル/u:希望すれば移住が認められるゾーン
55万5000ベクレル/u〜148万ベクレル/u:強制(義務的)移住ゾーン
148万ベクレル/u以上:強制避難ゾーン

というのは、すでにご存知と思いますが、事故から一年が過ぎた今でも、300万ベクレル/uを超えるような地域からすら、この国は避難させようとしません。
関東地区や宮城県でさえ、十数万を超えるような場所が少なからずあり、37000ベクレルを超える「放射線管理区域」に該当する場所は、岩手から静岡あたりまでの広範囲に存在しているのに、この国はいったい何をしているのか。。。と思います。

先日、福島第一原発から32キロ地点からもプルトニウム検出の報道がありました。

我が子が乗ってしまった、川内村から持ちこんだ汚染車両は、セシウム2種しか調べてもらえずにいますが、ストロンチウム、コバルト、ウラン、プルトニウム・・・こういった極めて危険な核種が存在しないはずがないことは、この報道を見ただけでも、誰でもわかることです。

繰り返し言いますが、国や東電、学者や医師の判断を待っている暇などないのです。
疑わしいとご自分で判断したら、検査に出して確かめないといけません。
そして、同じ数値を見ても、解釈は、学者によっても医師によっても違うのですから、最後はやはり、危険か安全か、の判断も自らするしかないのです。

他人に自らの命をゆだねてしまってはいけない。。。今度のことで、あらためて強く思ったことです。
その気持ちがあってこそ、助け合える、と信じています。



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市民測定所の役割
2012.1.27

各地に放射能を測定する市民グループが次々と立ち上がっています。
これからの日本を思うと、頼もしさもある反面。。。
(こんなことをずっとやっていなければならないのか・・・)
と、暗澹たる気持ちにもなります。

例えばLB200のような機械は簡易測定として、緊急時には威力を発揮しますが、
核種判別ができず、とくに数十ベクレル以下のものに対しては、推定すら困難です。
例えば、先日、茨城の「ゆず」を測定したところ、190Bq/kgの値が出て、いくらなんでもこれは汚染が高い、と思っていましたが、
後日、以下のようなニュースが流れました。

「いわき市産ユズから基準値超え 出荷前に調査」
 福島県は7日、いわき市で栽培されていたユズ1個から、
国の暫定基準値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える930ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。
県によると、出荷前に調査され、市場には流通していない。県はいわき市に出荷自粛を要請した。<BR>
 県内では昨年8月に福島市と南相馬市、12月に伊達市と桑折町が産地のユズから基準値を超えるセシウムが検出された。
4市町には引き続き出荷自粛を要請している。
2012/01/07 20:54 【共同通信】

ゆず一個から、これだけの汚染が、いわき市で検出されているのだから、茨城で100〜200前後検出しても、何らおかしくない。
暫定基準値以下であるから、こういったものは大量に市場に出回っているのでしょう。

このゆずは、実はある方に依頼されて測定しています。
茨城の農家さんから毎年ご好意での寄付で、幼稚園児たちにジャムにしてふるまっているとのこと。
しかし、関係者の中でも混乱が起きたそうです。

「農家さんは、周囲で何も騒いでないから大丈夫だよ、と言ってるよ。」
「せっかくご好意でいただいたのに、測定にかけるのも・・・どうかと思う」
「でも、結局、真っ先に被害を受けるのは子供たちよ。。。」

こんなかたちで意見は割れ、それぞれの立場の違いが、いっそうの混乱を呼びましたが、
結局、「とにかく、調べるだけ調べてから、考えよう」との結論になり、ご持参いただきました。


市民測定所の役割とはいったい何か。。。。。
このことをこの事故のすぐあと・・去年4月頃からずっと考えてきました。
測定結果が正確であろうと、誤差があろうと、一定の数値としての目安が出てきます。
そして、ひとつの同じ数値を見ても、それぞれに判断が違うのです。
@「暫定基準値以下だから安全よ」
A「いや、10Bqでも、毎日摂取していくと、取り込み量と排出量が拮抗して、体内に大量のセシウムが残留するのよ」
B「セシウム以外のストロンチウムなども計測できていないんだから、セシウムが出た、という事実だけで危険」

僕は、もちろんAとBの立場ですが、みんながそうだというわけではありません。
ただ、僕は、AとBの問題以前に、
別稿で前述したように、農家が農作業をできる環境にあるのだろうか?という重大な疑問があります。
次々と上がってくる土壌検査結果を見ていると、
1u当たり、数十万〜数百万ベクレルというような農地汚染が明るみになっているというのに、
農作物をピックアップして、

「汚染されてなければ食べる」
「汚染されていれば食べない」

というようなことだけで、済まされる問題でしょうか。。。。

安全確保と農家支援という大義名分も、
結果的に汚染された土地で農作業を強いるようでは、無意味です。
農家は延々と被曝の危険に晒され続け、国民は延々と低線量被曝の脅威に晒され続けるのですから。

各地の情報を見ていると、測定所周辺で、キロ当たり何万ベクレルなどという数値が出ても、
明らかに避難レベルの汚染であるのに、除染という方向にばかり話が進んでいたりします。
また「食品から何ベクレル出た」としても、風評被害?を恐れてその発表を控えていたり。

市民測定所関係者も、僕たち市民も、学者でもなければ専門家でもありません。
機械精度のウンチクなどは、そういう立場の人たちに任せ、
僕らは、乱雑な情報の中から、自分自身の判断をしていかなければならないのです。

今、思っているのは、
市民測定所の役割は、どんな結果であれ、まずは公表すること。
安全か危険か、高いか低いかなどの判断や、機械精度のウンチクを測定所側がする必要はそもそもないのです。
決められた手順、一定の注意事項を守っていれば、それでいいはずです。
そして、指摘された行政は、速やかに確認作業をすればいい。
行政も、簡易的に計り、疑わしいものを再検査に回すといった手順をとっているはずです。
簡易的な検査すら、ごく一部しかやれていないのですから、
その部分を市民測定所が担い、限りなく全量検査を国民的にやっていくのがベストだと思うのです。

子供のためにどうするか、自らのためにどうするか、
そういう一人一人の判断が、いずれは社会の方向性を決めていくのであって、
測定機で社会の方向性をコントロールすることはそもそもできません。

今、もっとも必要なのは、チェルノブイリの結果に学び、
避難すべき汚染かどうかを見極めること、だと思います。
それは、都市も農村も同じです。
そして、汚染している食品を発見したら、その農地の汚染度合いも協力し合って調べないといけないと思います。

学校給食であれ、日常の食卓であれ、
毎回毎回、測定してから食べることは、事実上不可能です。
今日の製造年月日のものがNDでも、明日の製造年月日のものはもうわかりません。
エサも、肥料も、工場の周囲の汚染も、農地の風向きも、乾燥度合いも、いちいち違うのですから。

まして、あらたな降下物であろうと、地面から舞ったものであろうと、
空気中をただよっている放射性物質の危険性においては変わりないのだし、
食べる以上に、吸い込むことが危険なのはいうまでもありません。
福島で、治療や避難支援に関わっている友人からの報告では、
物流などのせいなのか。。だんだん他の地域での線量が上がりつつある、とも言っていました。

そういったことを考えたとき、
汚染地での農業、汚染地での居住をこのままにしていてはいけないと思います。
食品検査以上に、その方向性を考えるためにこそ、市民測定所の本来的な意味での役割は大きいと思います。


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のりちゃんのこと
2012.1.13

以下、このサイトの掲示板に投稿いただいたものですが、
大切なことと思うので、ここに転載します。
リンク先もぜひお読みになってくださいね。


**********************************************
先日、書き込みをさせていただいたみゆきです

(植田美之と言います。北海道石狩郡当別町に住んでいます。健康のために「笑いヨガ」のインストラクターもしています。)

福島県の鏡石町から札幌へ避難してきている方が、私のブログへコメントをくれました。(のりちゃんとは、別の方です)
http://blog.goo.ne.jp/pokapokawarauyogaclub/e/997823c51bb28084a83918656ff1e129
*のりちゃんは、自分の体験を公表していいと言ってくれています。どうぞ、転載してください。


以下、要点だけ抜粋します。

『私も鏡石町からの避難者です。札幌から声を上げるためにできる事やっています。
・・・・
今日、ついさっきですが郡山市の美容室経営の知人から電話があり、
お客さんで40代の方が血液がたくさん作られてしまう病気に突然なってしまった方がいると聞きました。
お父さんも白血病になったようです。
少しずつジワジワと放射能の影響が出てきているようですね。・・・』


もちろんこの症状が、放射能の影響だという証明はなにもありません。
でも、この病気は通常は、急激に増えてくるものではないと私は思います。

恐いのは、被爆をし続けることです。
できることなら、とにかく放射能からの影響を少なくすることを考えなきゃ・・と心から思います。

(対応早ければ、被爆量が少なければ、快復できる可能性もきっと多くなります)

大切な家族が、友人が・・・、黙っているうちにどんどん健康を害してしまっているとしたら・・、こんなに辛いことはないもの。

早く健康を快復するためにも、おきていることの事実をちゃんと知っていかなければと思っています。

だから・・体験されたかたは、どうか話してください。口を閉ざさずに、溜め込まずに話してください。

私たちへ、起きていることをおしえてください。


報道やメディアの情報ではなくって、実際の体験がみんなをつなげて、
きっと、きっと、大きな力になってこの現状を変えていくと思います。

ひとり、ひとりが、ほんとに大事なのです。

***********************************************


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あけましておめでとうございます
2012.1.3

2012年が始まりました。
「おめでとう」という言葉が、適切なのかどうか、少し考えましたが、
希望をもって「あけましておめでとうございます」を言いたいと思います。

元旦早々から次々と入ってくる健康被害のお話や、訃報に、少し滅入ってもいますが、
一方で、出逢いと繋がりが広がっていくのも実感しています。


ためらっていた人たちが、動き出す。


そのことに、僕は心からの敬意と、エールを送りたいと思います。
今年…2012年は、日本が、そして世界が必ず動き出します。


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無主物???????
2011.12.27

福島県二本松市のゴルフ場が「除染」を求めて訴えを起こした裁判。
答弁書で東電は放射能物質を

「もともと無主物であったと考えるのが実態に即している」としている。

「所有権を観念し得るとしても、 既にその放射性物質はゴルフ場の土地に附合しているはずである。つまり、債務者 (東電) が放射性物質を所有しているわけではない」

と語り、なんとこの裁判、ゴルフ場側が負けました。

この報道に触れ、僕の頭の中のイメージとしては、
たとえば、今回の原発事故に怒りを持っている人たちが、1万人で東電本社を囲み、
全員で、せーのでゴミを投げつける。
そういえば、怒りのあまり、農家さんらが、官庁に野菜をぶちまけていったニュースをみたことがあるけど、あれも「無主物」になるんだろうか?
今回の場合、投げつけるのは、放射能に汚染された土のほうが、よりイメージが近い。
(危ないから袋に入れてるのがいいかも)

投げつけ、人々の手を離れた瞬間にその土は、「無主物」と化すのかな???

投げつけた人々はたしかにそこにいるけど、どれが誰のものかすでにわからない。

これを除染するのは、投げつけた人々ではなく、
国の税金(国民)か、不特定の国民の実労(ボランティア)か、
もしくは東電社員が「ボランティア」と称して片付けするのかな?

投げつけた人たちに、すでに所有権もないわけだし、
まさか逮捕なんかされるはずもない?


…法律の解釈など、いかようにもでき、
上記裁判の場合、明らかに東電個人が責務者とわかっていながら、
「無主物」といえるのだから、
東電に放射能汚染土を1万人で投げつけるくらい、たいしたことじゃないだろう。
東電一個でも「無主物」なのだから、10万人いたら、もっと「無主物化」すると思う。

僕はシロウトだから、こういう法律判断は、こんなふうな風景に見えてしまうな。。。


※注意  あぶないですから、イメージするあまり、本当に実行したりしないでください。


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僕は農家です(食品放射能検査は何のためか、誰のためか)
2011.12.24

今日はクリスマス。
クリスマスが何の日かよくわかっていませんが、子供の頃から好きでした。
なので、とりあえず「メリー・クリスマス」

僕は、いろいろなことをやっていますが、シーズン中は農業を営んでいます。
お米、基本的な野菜などを育てています。
自分が育てた作物が、もし放射能で汚染されたら、
本当に、どうしようもないやるせなさに襲われることでしょう。。。

今、この汚染実態を把握するために、各地で市民測定所が出来上がりつつあります。
汚染食品を口にしないために、子供たちを放射能から守るために、
これからどうしてもやっていかなければならない作業です。

福島県産のお米から、次々と暫定基準超えが今になって発覚し、さわぎになっていますが、
この種類の問題の報道の中で、農家さんが
「消費者の方たちにもうしわけなかった」
と涙ながらに話す場面をよくみかけます。
しかし。。。農家の立場として、どうしても違和感が消えません。

そもそも、お米に関して言えば、
水田の土壌汚染は、1kg当たり5000Bq以下の土地でしか作付けしてはいけません、
という農水省の指示が出ていました。
ですから、建前として5000Bq/kg以下の水田にのみ、作付けしていたのでしょう。
そして、そこで収穫されたお米が、
「基準値以下で安堵した」 「基準値超えたので出荷停止」
などという話題になっています。

一方、数日前に、友人から以下の内容のメールが届きました。

「郡山市から事故後すぐに避難してきた母子がいるのだけど、
 そのお父さん(子の祖父)は残って、農業を続けていて、二ヶ月で急性白血病になり、
 わずか二週間で無くなったとのこと。
 その葬儀の中でも前後でも、地域の人、親族、誰も放射能のことを口にしなかった」と。。。。

5000Bq/kgとは、325,000Bq/uの汚染を意味します。
この数値は、ものすごい汚染レベルです。
そもそも、法的な意味でも、「放射線管理区域」を何倍も超えていますし、
生活していくには適さない汚染レベルです。

農作業において、土を耕すには、よく土が乾くのを待ちます。
土に肥料を施し、トラクターで耕して、鍬で畝をつくり、種を蒔き、
はいつくばって草取りをします

こういったことを考えたとき。。。。
作物から、放射性物質が検出されるかされないか、という問題よりも先に、
農作業を続けること自体、農家が生命の危険に晒されているということに思いを寄せてほしいのです。。。

汚染地で命がけで作物を育て、それを流通して、市民がひとつひとつ検査する。。。
このことで、国や東電の賠償は大きく減り、
農家が亡くなっても、国民が亡くなっても、ICRPを盾に、知らぬ存ぜぬを押し通すつもりなのでしょうが、
僕は何か、ものすごく違和感があります。。。

これが被災地支援だったり、復興の姿ではないんじゃないかと。


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行政の姿勢

2011.12.23

このサイトの「原発関連に係る、各方面との電話問答」の中に記載していますが、
率直に言って、
(この人たちは正気なのか???)
と思ってしまいます。

報道の中で、5μSv、10μSvなどというとんでもない数値がたくさん出てきますから、
「除染して0,3μSvに下がった」とか、0,5μSvとか、0,9μSvとか、そういった数値を聞くと、
ものすごく安全になったような印象を受けてしまいます。
ところが、このサイトでお話させていただいている、
汚染車両に付着していたごく微量の土埃、約5g程度が、写真のように0,62μSvという線量を計測し、
たったそれだけで、約
6500Bqものセシウムが存在しているのです。
そして、さらには、他の超ウラン元素と呼ばれる危険な放射性物質も、必ず存在しているはずです。

これを平然と「洗い流せばいい」という認識しか持っていないことに愕然としてしまいます。
このような車が何十万台走っているのかもわからず、
野放しのまま、日本中で全く意識のないまま洗車などしていたら、
その周囲はいったいどうなるのか、考えてみて欲しいのです。

この車は避難してくる際に、
「必ずしっかり洗車して、室内も掃除だけはしてきてください」
とお願いし、それは実行してくれていたと思います。

ただ、義理の祖父母ですから、僕の立場的にそれ以上は強く言えず、
申し訳なかったとは思いますが、子供らの安全のために、一度だけこっそり、線量計で室内を計測したのです。
そのときは、異常な数値は示しませんでした。

ですが、おそらくは吸気口やパッキンに付着していた放射性物質が、
エンジンをかけて車を動かすたび、送風スイッチを操作するたび、
あるいはドアの開け閉めをするたびに、目に見えない姿で、舞っていたのでしょう。

こういったことは、放射性物質が降り注いだ地域で、
生活のいかなる場面でも、常につきまとっているはずです。
そして、必ずしも線量計の数値に反映されていない。。。。

このことを強く訴えたいのです。

「行政」といっても、意図的にこういうことを隠蔽している者もいれば、
全然認識が無い者もいるでしょう。
「洗い流せばいい」だけなら、チェルノブイリはあんな被害を起こしていませんし、
スリーマイル、アトミックソルジャー、第五福竜丸、原発被曝労働者・・・すべてがそうです。

線量計だけではダメなのだと、気付いたのが遅かった僕の責任も重いです。
父親としての、双子たちに対しての責任は重い。。。
だからこそ、こうして行動し、そのままの事実を書き込んでいこうと決めました。

本当に、本当に、これを読んだ方・・・ご自分の周囲をしっかり疑ってください。
できるだけ、危険と思われるところの土や埃を分析に出してみてください。

そういった作業、ひとつひとつが、子供たちを守ることにつながるんです。。。


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フェイスブック「福島第一原発を考えます」投稿分
2011.12.22

みなさん、いろんなご意見ありがとうございます。
ホームページを時間をかけて、丁寧にご覧いただきたいのですが、
外部線量だけで症状が出たとは、全く考えていません。
ワイパー根元のさらに下、「フロントデッキガーニッシュ」という部品がありますが、
その内部に付着していた土埃の一部をぬぐいとったものからセシウム合算で約6500Bq検出しているのです。

この場所は、雨水などを排水すると同時に、室内への吸気口もある場所です。
これはわずか5g程度しかありませんから、単純計算で1kg当たりにすると、約130万ベクレルに相当する濃度です。

α・β核種と呼ばれるような超ウラン元素も大量に含まれていると思われますが、
検査できる機関がありません(というより、検査できないようにする気配がある)
この土埃のほか、ラジエター、エアフィルター、ダクトなど、
濃度の高そうな(線量計が大きく振れるような)部品は、厳重に確保してあります。
核種分析をできるところを知っている方がいれば、教えてください。(大学の研究室など)

双子たちは無事ではありません。
痙攣こそ消えましたが、一人はなお歩行障害で中学に通えず、
一人は右ふくらはぎの疼痛と萎縮かあり、今も杖をついて登校しているのです。
ときどき倦怠感で横になります。
吸気によってどのくらいの内部被曝をしたのか、想像したくありませんが、
なんとしても後年に影響を残さないために、あらゆる努力をしている真っ最中です。

この国は、本当に狂っています。…狂っていますが、それを許してきたのは私たちです。
何のために生まれ、何のために生き、これからをどうやって生きたいのか、
そのことを一人一人か問われているんです。

沈黙は、あらたな被害者を生み、さらに被害を拡大します。
人の避難を助け、汚染地から物は一切もちださない。このことに尽きます。

車両の解体写真はもう少し増やそうと思いますが、コスト的にも、個人的除染は無理と思われます。
この車のエアダクトやラジエターの交換など、最低限のことをやっても20万円以上の見積もりが出ています。
さらに、エンジン内のサビや土埃を完全に除去し、開口部などの全てのパッキンを交換するなどすれば、数十万円はかかるでしょう。
これを全て東京電力に請求するくらいの気迫を込めた動きが必要です!

どうか皆さん、ご自分の車はもちろん、庭の土、ご自宅内の埃、
できる限りの記録を取って、残してください。
線量計の数値だけではダメです!必ず逃げられます!

今、本気で闘わなかったら、あとは闘う機会もなくなるでしょう。
やるなら今しかありません!
動くなら明日ではなく、今日しかありません!



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昨夜、群馬から札幌に避難されている方が訪ねてきました
2011.12.22

昨夜、仕事でLampに着くと、大人と子供お二人ずつが僕を待っていらっしゃいました。
木下黄太さんのブログに春先あたりに僕がコメント欄に書き込んだ短い文章が忘れられず、
僕の名前を覚えてくださっていたとのこと。
7月に避難を決意し、札幌にわたってきたそうです。

福島県などの一部の高濃度汚染区域以外からの避難者の方々の行政支援が絶たれそうになっていること、
福島の市民測定所で活動なさっていた方も札幌に避難なさっていて、札幌でも測定所を立ち上げる動きがあること、
避難したことで、残った人たちに後ろ指さされていることを気にしていること・・・
などなど、いろいろな気持ちや実情を伺いました。

僕たちとしても、事実認識と、汚染地からの避難支援、を最優先と考えていることをお伝えしました。
そして、ホールボディカウンターや尿検査においても、被曝証明には限界があり、
おそらくは(というより九分九厘)空間線量のみで線を引かれ、
今後、どんな健康被害が出ようとも、大多数が権力によって否定されるということもお話しました。

だからこそ、あとあとのためにも、線量計測定ではなく、庭土や車の汚染実測が必要で、
現時点では、放射能も自力で防御しなければならない、ということも。。。

意識が高いからこそ、避難なさってきたので、食についての危険意識もしっかりしていらっしゃいました。


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なによりも、事実認識と避難を・
2011.12.21

ひととおり、最低限必要な資料がそろったと判断して、このサイトを立ち上げました。
双子たちのために、そして被災地の方々のために、
全力で協力してくれた仲間たちに心から感謝しています。

みんなで手分けして、
経済産業省、原子力安全保安院、東京電力、
自動車ディーラー、各地の分析センター、
北海道の公的機関など、
いろいろなところと話した記録は、これからアップロードします。
とんでもないことがたくさんあります。。。

そして、双子たちは8月をピークに、
汚染車から遠ざけて、可能な限りの自然療法を施していって、
痙攣はなくなり、極度の倦怠感、無気力感は、ほとんど消えてきています。
・・・が、Y君の歩行障害や、K君の右ふくらはぎの疼痛と筋萎縮は、
なかなか改善をしめしてくれません。

担当医師が、「治療法はないので、経過観察だけしましょう」と言うくらいですから、
(被曝に気付いた当初から、そう言われることはわかっていましたが…)
なんとか自力で切り抜けていくしかないと思っています。

5月頃までは本当に元気に、初めての部活動にも意欲を見せ、
同じ卓球部に入って、汗だくになって頑張っていた二人だけに・・・
汚染にもっと早く気付かなかったことが悔やまれてなりません。。。

と、同時に、分析してみて、途方もない高濃度の汚染数値が出てきたことを思うと、
土壌や、家屋内のダスト、食品汚染以外にも、
車両汚染によって、今なお大変な内部被曝(呼吸による)の危険があるということを
早く知らせないと大変なことになると思ったのです。

数グラム・・・かりに5グラムで、
セシウムだけでも6,494Bqだったのですから、
1kgあたりに換算すると、1,298,800Bq ということになります。
こんな高濃度の土埃を
車に乗るたびに吸い込む可能性があるのです。

いったい・・・こんな車が何十万台、人を乗せて日本を走っているのか。。。

一刻も早く、ご自身の車を調べてください。
最も汚染がひどいのは、ワイパー下のフロントデッキガーニッシュという部品の下です。
ここは洗車することは通常できない上に、
室内吸気口のすぐそばです。
さらには、ラジエター、エアフィルター、各開口部のパッキンなどの線量が高いです。
こういったところにも、高濃度のセシウムと、それ以外のもっと恐ろしい放射性物質が、
必ず大量に付着しています。

汚染地からは、避難しないとどうにもなりませんが、
車も持ち出してはなりません!

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